大人になること
大人になることは、大切なものを重ねていくことなんだろうな
ふとそんなことを思った。
人、もの、時間、思い出。
手に乗り切らないような大切を上手く両手に乗せて、また新しい大切を積み重ねていく。
大人はそんなものだと思いたい。
大人って素敵なんだよって言ってくれる大人が少なすぎる。
もう20歳だし、成人してるし、大人なのかもしれない。
でもやっぱり本当の大人は自分で稼いだお金、自分で決めた選択で食べていく人のことを言うのだと思う。
だから私はまだ子供。
親にも、大学にも、社会にも守られている、職業は"学生"。
学生だから、ちょっと何かが欠けていても仕方ない。そんな空気がある。そこに甘んじている。時がある。
大人になるっていいことだって教えてください、大人のみなさん。
大変だけど、めちゃくちゃ楽しいぜ、とか、やりがいを感じた時は幸せ、とか。
疲れて仕事帰ってきた時に見る奥さんと子供の笑顔が癒しとか、もう惚気でもなんでもいいよ。笑顔は最高だよって頷いて聞くからさ。
大人への悪口みたいになったけれども。
大人になってよかったことをひたすら聞きたい。
大切なものを零し続けている気がする私は、どうしたら大切なものをちゃんとすくえる大人になれるのだろう。
誰だって零してしまった大切はあるだろうし、それで後悔もすると思う。それも経験。
でも、新しい大切のために、持っている大切を無くしてしまうような、そんな子供のままでいていい訳はない。
大切なものは、ちゃんと両手で受け止めて、抱きしめていたい。一つたりとも零したくない。貪欲。
だって大切なんだから、当たり前でしょ!!!
大切を大切に出来る、大切に愛をいっぱい注げる、大切を受け止めて零さない、そんな大人になりたい。
大切ではないけれど、新しいこと始めるのに、何かを捨てなきゃならない現状への嘆きにも聞こえる。
なんでもかんでも新しいこと、気になったことを始めたられた大学2年生までってめっちゃ楽しい期間だったんだね。もっと遊んでおけばよかった。
捨てるのが苦しい。名残惜しい。だけど新しいことも始めたい。葛藤の春。
せめて、終わりは始まり、と正々堂々新しいことを始められるところまでは、大人になりたい。
後悔ではなく、反省を。