自分の中心線。
わからないものはわからない。
時にそれはわかろうとしてないからかもしれない。
でもどれだけわかろうとしてもわからないこともある。
絶対的地位が揺らぐ。
私を支えていた地面が音を立てないようにひっそりと、崩れた。
いや、まだ崩れていないかもしれない。
私は下に下に落ちていく。
地面はもっと下に下に落ちていく。
とても当たり前のことだけど、地面は天井にはならない。
地面はいつも私の下にいる。
私の重さを真下から支えてくれている。
崩れたって、地面は地面。
物理的な話はわからないけど、地面の破片が私の上から降ってくることもあるかもしれないけれど、行き着く先は私と同じか、それより下の新しい地面なのだ。
何が起きたって、地面が私の天井になることは絶対にないんだ。きっと。
元いた地面が、天井になってる事はあるけれど。2階から1階に降りるみたいに。
だって天井には、天井を支える柱があるから。必ずしも柱でなくとも、なにか支えがあるのだ。
例えば天井は崩れても、地面より下には落ちはしない。地面が崩れない限り。いや、例え地面が崩れても、地面より下に天井が落ちるわけはないのだ。だって、いつだって私の足元には地面があるし、私が地面より下に落ちないのなら、私より上にある天井が地面より下に落ちることもないから。
まあ、自分でも何言ってるかわかんないんだけど。
地面だけに支えられる人間じゃなくて、地面と柱に支えられてる天井になりたいなって思ったりしてみた。
いい時と悪い時の差が激しいと口調も同じようでまるで違うから怖い。自分なのに。
精神の安定的統一を図るのは厳しいけど、まあできるだけいい方向で落ち着いてほしい。
自分だからって受け入れることと、変わらなきゃって変わろうとするのと、境目がわからなくて、困ってる。
何かがいいと思ったら、自分が悪いと思ったら、変えていきたい。
でも、変わることには終わりも正解もない。
だからって終わりと正解を求めている訳ではなくて、ただその追求の仕方とか、自分自身と変化のバランスだとか、変化のベクトルとか。
いつだって、上手くやろうとすることは大切だけど、完璧に上手くある必要はない。だけど、それでも、やっぱり、上手くありたいし、上手くいたい。
変わりたいけど、変わりたくない。
変わること、受け入れること。
自分の中心線がどこにあるのか、しばらく探さなければ。