懐かしい人たち、好きな人たち。
友達が留学するから、留学前に会おうーって話をしていた時のこと。
いろんなことを思い出したらめちゃくちゃ悲しくなった…
毎日それなりに楽しいし、それなりに充実してたりしてなかったりするし、時々上手くいかなかったり、細かいことでへこんでずーんってしたり、いろんな自分の感情に振り回されてるけど、そこそこな日々を送っていて。
会いたい人にはすぐ連絡しちゃうし、すぐ予定も立てて、わーい楽しみ💕って言い合って、どこに行くかと何をするかを決めて、だいたい大したことも決めなかったりするけれど、その場のノリでもう楽しくて。
その人に会えるということが一番大事で、その人と同じ時間や空間を共有出来ることが嬉しくて、楽しい。
でも、連絡すればいつか会えるという距離感って、お互いが連絡しなければ会えないということでもあって、"会えない"という出来事を強く意識づけるようなことがないと行動に移さなかったりしたまま日々が過ぎてしまうのは皮肉なものだなぁとも思う。
それよりもでもやっぱり、会いたくても会えないというのが一番キツくて、頑張ったら会えるだけで嬉しいものだなぁ、頑張って会いたい人にはちゃんと会っていなきゃなぁと思う。
何が言いたいかと言うと、ベル部のみんなには本当に教わることが多いな、と。
集まる機会も減って寂しいけど、一緒にいた6年の濃さは色褪せないし、絶対に戻らない時間を持ちながら大人になっていくのはみんな同じなんだと思うと、「高校生に戻りたい」ってメソメソしてる場合じゃないんだと思わされる。
戻りたいと思わせてくれる大きな宝物。
戻れないからこそ輝くのかもしれないし、戻れたらそこはきっと当たり前なんだろう。
当たり前は当たり前じゃない、何度も何度も目の当たりにしてるはずなのに、やっぱりいつも欠けてきて、またその事実を目の当たりにして思い出して、学びがないとも思うけれど、でも当たり前を当たり前だと思ってしまうよりはいいのかもしれない。
レインツリーの国のあとがきで
「立派で正しい人になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。少なくとも、何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい。」
というのがある。
出来ないのならせめて思い出させてくれる存在があること。
それはそれで幸せなことなのかもしれないと。
悲しみを悲しいだけで終わらせたくないのかもしれないけれど、少し前にやった絵本の紹介でもしたように、失ったことだけが全てじゃないから。
忘れられないおくりものがきっとある。
話は逸れてしまったけれど、会いたい人には会えるうちにちゃんと会わなきゃね。
いくら会ってたって、会えなくなったら後悔はきっとするけどね。
もっと会えばよかった、って。